MT4のEAの基本 逆指値注文

逆指値注文MT4のEAは自動でFXの売買を行ってくれるソフトですが、基本は裁量トレードと同じです。人間の手で行う裁量トレードを自動化したものと言えます。そのため逆指値注文の入れ方も理解しておかなければいけません。

逆指値はその名の通り、指値注文の逆という意味です。指値注文は現在のレートよりも有利な条件で取引をする注文方法です。たとえば、1USドルが110円の時点で、今後112円に上がるだろうと予想します。110円の時点で買いの成行注文を入れるよりも109円で注文を入れた方が利益が大きくなります。そんな時に109円で指値注文を入れておけば、MT4が自動で注文を入れてくれます。

逆指値はこの逆です。現在のレートよりも不利な条件での注文です。1USドルが110円の時点で、今後112円に上がるだろうと予想しているが先行きが分からないため、111円で買っておきたいというときに逆指値買いの注文を入れることを指します。

保有しているポジションを売るときにも逆指値注文を使うことができます。1USドル=110円で買ったポジションが98円まで下がったときに、98円で決済すれば98円で「逆指値売り注文」を入れたということになります。

MT4で指値や逆指値を入れる場合、指定した価格まで動かないこともあります。特に損切りのために逆指値を入れているときは注意が必要です。現在のレートとかけ離れたレートで逆指値注文を入れてしまうといつまでも損切りができなくなってしまいます。

最近EAでも人気なイフダン注文は、この指値注文を逆指値注文を同時に入れ利益を積み重ねていく手法です。このように指値注文と逆指値注文の基本を理解していないと、EAの手法を選ぶこともできません。MT4で裁量トレードやEAトレードを楽しむためにも、しっかりとFXの基本を理解しておきましょう。